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秋の気配

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大窪鶯宿林道入口


10月に入って、すっかり風は肌寒く、晴れた
日の空の色が青く感じられるようになってきた。

12月に入れば関東一円の林道はホトンド「冬季
閉鎖」になってしまう。10月からの短い期間が
色付く林道の美しい景色を堪能することができる。

10月最初の土曜日、横浜辺りの空は雲がどん
より覆っていたけれど、少し厚着をして7時半過ぎ
に出発した。

いつもなら、入念なルーティングをしてから出発
するのだが、澄んだ空での「富士山」が見たくて、
ツーリングマップルを開いて、大体の位置だけを
確認するにとどめ、中央道八王子ICを目指す。

保土ヶ谷BPに向かう途中、いつの間にか白バイ
が後ろをピッタリとついて来ていた。市道17号線
(通称 環状2号)は道幅も広く、信号もホトンドな
いので、いつもなら速いペースでグングン走れる
のだが、後ろにピッタリとつけられちゃ・・・。

ストレスとの葛藤を感じながら、保土ヶ谷BPへ。
まだついて来るよ・・・。

左側車線にて制限速度を維持する。白バイはやっと
自分を追い抜き、追い越し車線の★となって、辺り
のクルマを蹴散らしていく。いいんだか。。。

順調にR16号、八王子バイパスを抜け、8時半過ぎ
に八王子ICに入り、藤野PAにてトイレ休憩。

ここまで交通量は多いものの、まずは順調。

ツーリングマップルを開き、ルート確認をする。
単純に「富士山が見たい」という目的なので、
御坂峠でも行きましょう。時間もあるので、周りの
まだ走っていない林道から進むルートに決定。

NAVIに、「大窪鶯宿林道」入口付近をセットして
再出発。林道を乗り継ぎ、「カムイみさかスキー場」
からR137号に出て、旧道を登り、御坂峠を目指す。

イメージとしては「甲府南IC」で降りる筈だったが、
NAVIの指示は「一宮御坂IC」で降りろ、とのこと。

渋々従って、NAVIの指示通りを走る。R137号から
県道34号へ折れる。前には霊柩車がゆっくり走っ
ている。流石に追い越しすることは躊躇した。

県道313号線に抜け、すぐ県道308号に入る。この
終点が「大窪鶯宿林道」の入口である。

山梨県は「建設王国」なのか、林道整備が著しく
よい。ダート好きには物足りないだろうが、舗装状
態は良く、四十路を過ぎ、体力に自信ないライダー
にはやさしい林道ばかりである。おまけに「標識」
もある。

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林道内の標識

木々の葉も紅く色付き始め、路上には栗の実
があちこち落ちている。標高が上がるに連れ、
木立の切れ間から除く空の色は、青さを増して
いた。林道を走ることを趣味としている者の至福
の時である。

全舗装の林道を走りきり、県道36号に出る。

左折して、県道を進み、途中から「すずらんの森」
のある「蕉入沢上芦川林道」経由で、R137号に
抜けて御坂峠へ向かうことにした。

そろそろガソリンが心配になってきたが、県道沿い
の芦川村のGSはことごとく全滅。まあこのまま
国道に出れば何とかなるだろう、という甘い読み
は、林道入口にて潰えた。

大きな看板には「工事のため通行止め」、その前
にはガードマンの方が、そのまま県道を上るよう
誘導している。このまま上がれば、再び中央道の
「一宮御坂IC」へ行ってしまう。

バイクを降り、ガードマンの方と交渉開始。

「あのぅ、このまま進んで国道に出たいんですけど・・」

「あっ、それでしたら、この県道を進んで下さい。」

「でなくて、この先は進めませんか?」

「進めません(キッパリ)。」

戦意喪失。再び同じ道を走るのは、どうも癪だし、
給油の心配があるので、県道を下りR358号を
目指すことにした。御坂峠へ行くには大迂回で
ある。

再びバイクに跨り、エンジンを掛けるも、掛からない。

リザーブタンクに切り替え、息を吹き返す。あと
50キロは走るだろうから、何とかなるさ。とまたも
甘い読みをしたが、県道を抜け国道に出ても、山間
の「観光道路」然としており、集落の気配は何も
ない。既に30キロ近く走り、本来ならR139号を河口
湖方面へ左折するのに、何を間違えたのか右折し
てしまい、富士宮方面へ進んでしまった。

朝霧高原付近は、だだっ広い牧草地帯しか見えず、
いよいよ給油の不安のボルテージは高まった。

GSの看板を見つけても、休業中、えいっ、行ける所
まで行くしかない、と諦めに似た覚悟をした時、進行
方向右側に、開店しているGSを発見。

給油した結果、7リットル入ったことで、更に冷や汗が
出た。(確か7.2リットルタンクだったような)

既に11時近く。御坂峠の「天下茶屋」で昼飯と考えて
いたが、道を間違えてしまったことで、御坂峠への
気持ちはスッカリ萎え、別の地点から富士山を拝もうと
判断。同じルートを走るのはイヤなので、県道71号を
北上して鳴沢へ抜ける。

通称「開拓道路」と云われる県道71号は、僕が好きな
道路のひとつ。片側1車線の鬱蒼とした木立の中に
長い直線と適度なコーナーの連続で、交通量も少ない。

R139を東に折れ、真正面は大きすぎる「富士山」が
構えているはずなのだが、雲が多く、その裾辺りの
外輪しか見えない。今日は姿を見せてくれないのね。。。

土曜日の昼近くになれば、いつもは交通量の少ない
開拓道路も観光客のクルマ(しかも、制限速度遵守)が
自己のペースを守りながら走っており、イササカ走り辛い。

R139号に復活して、今度は富士吉田方面へ。

そろそろ早めの昼飯を。断然、「うどん」に決め、以前
行ったことのある「はなや」へ。

11時半頃なので、まだ客は少なく、お気に入りの
「湯もり 玉子 えび玉入り」を注文。

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「湯もり玉子えび玉入り \430」

積極的に「うまい」というワケでも無いが、値段の安さと
満腹感は「はなまる」である。

店を出て、さあ、どうしよう。御坂峠は諦めているし、
この近辺の「細野鹿留林道」を上って、二十曲峠で
再度「お富士さん」の姿でも拝みに行こうかしら。

朝は肌寒かったが、お昼近くになると日差しも強く、
暑い。少しだけ天然クーラーの効く場所を目指す。

R139号を大月方面へ北上し、「鹿留入口」信号を右に
折れる。

キャンプ場を横目に道は細く、ダートが始まった。

ノーマルタイヤなので慎重に進んでいく。高度が上がる
につれ、ジャケットの隙間から入る空気がヒンヤリして
きた。

川沿いを走る林道は、微かに聴こえるセセラギが、
「林道走り」を潤色してくれる。水の流れる音はなんと
心地よいのだろう。

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細野鹿留林道の渓流

色付く葉と黄色いススキの群れ。「秋の気配」ではなく
すっかり秋である。

先日「ローダウン」したKLXは、自分なりには満足して
いたが、乗ったときの横から見た姿は、あまりにもリア
が下がっていて、「水冷シェルパ」の異名を付けられ、
元に戻した。

少しガレたダートでは、本来のサスストロークが復活し、
少し硬めにセッティングした足回りは、タイヤの性能を
度外視しても、実に扱い易い。スタンディングすること
なくグングン走る。

ダートが終わり舗装路をウネウネ上っていく。標高が
上がるにつれ、葉の色の紅が濃くなっていく。もう少し
後の時期にまた来よう。

林道の終点は「二十曲峠」。正面には「お富士さん」が
待ち構えていなかった。

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二十曲峠からの富士の裾

峠の広場には富士山に向かって数台のカメラがセット
されていた。ここの富士山も結構絶景なのだが、白い
霞で、じっと目を凝らしてやっと、頂上付近の輪郭が
見える程度である。携帯写メでは到底認識できない。

カメラマンの方々は携帯で話していたり、クルマの中
で寝ていたりと、つまらなそうであった。

お富士さんとの面談は叶わず、俄然帰ることにした。
13時前。下道でゆっくり帰ろう。


峠を下り、忍野へ出て、山中湖方面へ。一面花畑の
中の一本道を走り、山中湖へ。

山中湖沿いの県道から「道志みち」を跨ぎ、県道730号
を三国峠へ。一面「ススキ野」の中をひた走る。

瞬間だけ神奈川県を通り、静岡県小山町に入り、急坂
のコーナーを幾つもこなして、R246号に出る。

秦野からの渋滞がイヤなので、大井松田IC付近にて
国道を外れ、神奈川県の県道77号に入る。

金目川を渡る「土屋橋」から県道62号線を右に折れ、
東海大学の前を通る。

そういえば、去年まであった勤め先で、同じ部署の、
キレイな女性の方が、この近辺に住んでいたっけ。

飲み会の席で、その方の住んでいる場所を聞いた
ところ、

「神奈川県内です。」

と云ったことが妙に可笑しく、ツッコミを入れると

「最寄の駅は秦野です。」

と答え、当てズッポウに、

「土屋橋?」

と語尾上げ調で云うと、びっくりした表情で、

「そこのすごい近所です!」

とのこと。

彼女はいつも、朝早く、東京六本木の会社に
出社していたので、「秦野」って聞いてびっくり
していたのはこのワタシでした。

今年の2月に、退職されたが、笑うと目がカワイイ
可憐な方でありました。その辺歩いて居ないかしら。

儚い期待は予想通り「期待」で終わり、小田原厚木
道路沿いの道を行く。側道でも「R271号」である。

道沿いのコンビニにて小休止。お茶とおやつを所望。

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おやつセット

14時半。帰りのルートはどうしよう。このまま厚木
ICに出て東名からか、それとも途中、県道22号に折れ、
綾瀬経由で丸子中山茅ヶ崎線を走るか。

行き先の方法はNAVIに任せた。自宅をセッティング。

最短ルートは県道22号線から、用田・長後経由、戸塚
からR1号横浜新道だった。

15時半。自宅到着。晴天の休日にしては交通量が少
なく疲れはホトンド感じない。全行程342キロ。

そう云えば、まだこのブログに登場していないワタシ
の鉄馬の1台が、車検中であり、既に終了していた。

電話をして、これから取りに行く旨を伝え、料金を聞く。

秋の気配を堪能したが、財政は極寒状態になったこと
だけは付け加えておこう。トホホ。。。




2件のコメント

[C7] Gasの心配はホントに辛い

おつかれさまです。ワタシもキャラバンの車検代で・・・(泣)

それはさておき「吉田のうどん」食べたいっス!
  • 2008-10-06
  • 投稿者 : ちんもと
  • URL
  • 編集

[C8] それほどでも

富士吉田のうどんは、そこまで期待するほど「うまい!」ってモノではないですが、地場の名物は必須なので、大盛りいきましょう。

もう少し後の季節に行きたいので、そのときにご堪能ください。
  • 2008-10-06
  • 投稿者 : K
  • URL
  • 編集

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kannai

四十路を過ぎた道楽者です。
今日が楽しければ明日も楽しいに違いない、と思って生きています。